脳神経内科
脳神経内科よりお知らせ一覧を見る
- 2023年01月01日
- 一部の診療科名を変更しました
- 2022年08月30日
- 県病医療ニュース(2022年9月号 第170号)を掲載しました
脳神経内科について
脳神経内科は、脳や脊髄などの中枢神経、末梢神経、筋肉の疾患を扱う診療科です。
当科では、頭痛やめまい、もの忘れ、しびれや脱力、ふらつき、けいれんや意識障害など、様々な症状を呈する患者さんの診療を行います。
診療する疾患は、脳梗塞や脳炎、認知症やパーキンソン病などの脳疾患、脊髄炎や脊髄症などの脊髄疾患、ギラン・バレー症候群や遺伝性ニューロパチーなどの末梢神経障害、筋炎や筋ジストロフィーなどの筋疾患、重症筋無力症などの神経筋接合部疾患と、多岐にわたります。
実際の診療では、病歴を詳細に伺い、注意深く診察をすることで、症状を引き起こす病巣はどこか、その原因となる疾患がなにかを診断し、治療を行います。採血検査や髄液検査、CTスキャンやMRI、核医学検査などの先進画像検査も利用します。
現代のような超高齢社会においては、神経疾患をもつ患者さんの数は確実に増えています。これは、加齢に伴って起こる動脈硬化や神経細胞の変性、代謝の変化などが原因であり、誰も避けることのできない現象です。しかし、中には適切な予防や治療、リハビリテーションを行うことで、疾患の進行を緩めたり、改善したりできるものもあります。
また、近年の医学の進歩によって、これまで治療法がなかった疾患にも、新しい治療法が開発されてきています。たとえ現時点で有効な治療法がない疾患であっても、様々な医療スタッフと協力することで、患者さんやそのご家族をサポートいたします。
大分県立病院の脳神経内科について
当院の脳神経内科は、1976年(昭和51年)に永松啓爾先生が初代部長として就任され、神経内科として開設されました。永松先生が院長となった1998年(平成10年)からは、それまで副部長を務められていた法化図陽一先生が部長に就任され、以来22年の長きにわたり診療にご尽力されました。当科は、開設以来、一貫して大分県の神経内科疾患の診療に全力で取り組んでおります。
また、令和5年1月に脳神経内科に改称されました。
現在、5名の脳神経内科医師が、専門性の高い医療スタッフの協力をいただきながら、昼夜問わず神経疾患と対峙し、診療にあたっています。
診療分野
脳血管障害、変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、ALSなど)、認知症、脊髄神経根疾患(変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなど)、筋肉疾患(筋ジストロフィー症、筋炎、重症筋無力症など)、末梢神経障害(多発性神経炎、圧迫神経障害、顔面神経麻痺、神経痛など)、多発性硬化症、各種痙攣性疾患、中毒、髄膜炎、脳炎、代謝性脳症など
診療内容
- 脳血管障害
- 変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、ALSなど)
- 認知症
- 脊髄神経根疾患(変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなど)
- 筋肉疾患(筋ジストロフィー症、筋炎、重症筋無力症など)
- 末梢神経障害(多発性神経炎、圧迫神経障害、顔面神経麻痺、神経痛など)
- 多発性硬化症
- 各種痙攣性疾患
- 中毒
- 髄膜炎
- 脳炎
- 代謝性脳症
- 難病医療相談
認知症に関しては、入院療養の施設はありませんが、治療可能な疾患の鑑別並びに治療を行っています。
また、血漿交換療法や免疫グロブリン大量療法が著効を呈する疾患もかなりあり、鑑別並びに治療に力を入れています。遺伝性の疾患も多く、遺伝子検索には、全国の施設を利用しています。
診療実績
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
新患 | 上杉 聡平 | 岩尾 槙太郎 | 麻生 泰弘 | 豊田 那智 | 片山 徹二 |
再来 | 麻生 泰弘 岩尾 槙太郎(午後) |
麻生 泰弘 上杉 聡平 豊田 那智 |
片山 徹二 上杉 聡平(午前) |
岩尾 槙太郎(午前) | 麻生 泰弘 上杉 聡平 |
新患診療は、予約制です。予約していない方は、当日に診察が受けられない場合がありますので、受診をご希望の方は、必ず電話でのご相談をお願いします。
※木曜日の新患診療は、午前のみです。
スタッフ紹介
部長 麻生 泰弘
- 日本神経学会認定 神経内科専門医・指導医
- 日本内科学会認定 認定内科医・指導医
- 日本認知症学会専門医・指導医
- 大分大学医学部臨床准教授
- 大分県立看護科学大学臨床教授
- 医学博士
副部長 野村 美和
- 日本内科学会認定 認定内科医
- 日本神経学会認定 神経内科専門医・指導医
主任医師 片山 徹二
- 日本内科学会 認定医
医師 岩尾 槙太郎
- 日本内科学会 認定内科医